What is Tennoz Isle? #07
うららかな春の陽射しを受けて
かろやかに散歩できる場所
中山エミリ
KAZESORA 〜風空〜 No.7 ※こちらの記事は2016年4月19日の記事です
今日も、天王洲アイルの空は高く、快晴だ。
柔らかい陽射しを楽しむように
ボードウォークを歩いてきたのは中山エミリ。
90年代、海と空が美しい清涼飲料水のCMで話題となってから
今では女優として、一人の母として充実した毎日を送る彼女。
まだ歩いたことはないというこの街を
今日は一緒に歩いてみよう。
海と空が大好きなら
きっと、身近に感じられる
「今日は、とってもいいお天気!」と張り切った様子で待っていてくれたのは、中山エミリ。桜の開花を目前に控え、不安定な天気はどこへやら。天王洲アイルの空と海がいつもより青く見えるのは、彼女のイメージかもしれない。
「ポカリスエットのCMでは、“チャレンジシリーズ”と呼ばれるシリーズに出演しました。ダチョウに乗ったり、オーストラリアを自転車で横断したり、空中ブランコまで……。もちろん、本当に私が挑戦していました」
炎天下の海外で、スタッフに見守られながら一人でチャレンジを続けた高校時代。15歳でスカウトされ、高校生から本格的に芸能活動を始めた彼女にとって、大変だけれどエキサイティングな撮影だったという。
「中学生の時に“友人と渋谷へ遊びに行く”と言えば、母が付いてきていたほど外出に厳しい家でしたから、冒険なんて全くしたことがなかったタイプでした。海外へも及んだ撮影ロケのおかげで、すっかり青い空と海の虜になりました」
CMからドラマ、バラエティへと仕事に打ち込んだ20代半ばには、今の運命の出会いも。俳優でありプロのライフセーバーでもある夫の影響もあり、マリンスポーツは今でも楽しんでいるという。
「夫の拠点である館山の海で、赤ちゃんがお腹にいる時にも泳いだり、スタンドアップパドルをやってみたり。海があると落ち着きます。そのせいか、天王洲アイルは海と空が身近に感じられるし、風が気持ちいいですね」
“東京の入り口”であり“海沿い散歩”の街
館山から都内の自宅まで、車で帰る途中にいつも通るという天王洲アイル。「大井南」で高速を降りて、ふ頭大橋を渡ると、ようやく東京に戻ってきたという感覚になるという。
「だから、千葉と往復する我が家にとって、ここは“東京の入り口”。ビル群に、オフィスに、倉庫街に……都会らしいイメージでした。でも、こうしてゆっくり歩いてみると、印象が変わりますね!」
ふれあい橋を渡り、スローハウスでショッピング、そしてボンドストリートへ。
「ランチを楽しむ方がいらしたり、親子連れでお散歩されていたり、生活感がある通りに初めて来ました。車では気づかない、意外な風景。うちにも愛犬と昨年秋に産まれたばかりの娘がいますから、車で通ったら天王洲アイルに家族で寄り道したいな」
“今まで通りすぎていたのももったいなかった!”と、愛犬と歩きやすいボードウォークや、ベビーカーを押しやすい道路の快適さなど、ママの目線で天王洲アイルを真剣に観察してくれていた。
「道路でのアクセスがとても良い湾岸地域にあるので、少し遠方からでも車で遊びに来られますね。駐車場へ車を預けたら、海沿いのボードウォークへ。お散歩の後はお茶したり、お店でショッピングしたり。開発が進む街だから、次に来たら、また新しいお店がありそう。カフェでお茶したり、ウォールペイントを見たり、新たな街の顔を楽しめそうですね」
待ち合わせしたボードウォークへ戻ってきた。赤ちゃんを迎えて、家族3人と1匹での新生活をエンジョイしている中山エミリ。
「まだ肌寒い春の日でも、海辺を歩きたくなったらここへ来ます!」
私たちがよく知っていた青い空が似合うタレントとしての顔に加えて、優しいママの表情で、編集部を見送ってくれた。
【PROFILE】
中山エミリ Emiri Nakayama
1978年10月8日生まれ。神奈川県出身。
Eテレ「すてきにハンドメイド」へレギュラー出演。4月末より新しくスキンケア用品のCMに出演するなど産休後も多岐にわたり活躍している。
KAZESORA 〜風空〜 No.7
2016.04.18.の記事です。
Direction & Design:Shigekazu Katsumata 勝又シゲカズ BTTB inc.
Text:Eri Sakuma さくまえり
Photograph:Hajime Aiki アイキ元
Stylist:Mutsuko Hasegawa 長谷川睦子
Hair & Make-up: Daisuke Dobashi 土橋大輔
Cooperation:BOX CORPORATION
撮影協力 : SLOW HOUSE / SØHOLM
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